FiND

 

FiNDの使命

 
資源の乏しい環境において、患者ケアと疾病管理に大きく貢献する革新的な診断用検査の開発を早期実現すべく推進する。

・主な対象疾患:
 結核、マラリア、アフリカ・トリパノソーマ症、リーシュマニア症、シャーガス病

・診断技術の開発、製品評価、臨床試験管理、市販後調査および品質・管理、ラボ施設の機能強化において、部門の枠を超えた高度な専門性

 

FiNDの取り組み

1. 診断用検査の開発により、患者様への適切な治療の提供と、必要な箇所に資源を投下できる医療保険システムを実現する

2. プロジェクト管理し、診断法の配備を加速: プロジェクト管理および臨床試験に関するISO13485認証取得

3. 投資の対価として特別な価格が設定される

4. 地域のラボ施設を強化し、誰もが新しい技術を利用できるようにする
 

FiNDのアプローチ

 

    中心的機能
包括的な製品プロジェクト管理 公的部門と民間部門の専門知識を融合
バリューチェーン全工程を通じた管理
・複数疾患に焦点を当てた製品基盤
臨床基盤 臨床基盤により、開発、採用までの帰還を短縮
・複数疾患を網羅する最高水準の標本バンク
国ごとの取り組みと
超国家的取り組み
新しい診断法の国別アルゴリズムへの統合
地理的重要拠点における強固な関係性
・柔軟で専門性の高いコンサルティング陣
QAプロセスの確立 技術の成熟に伴い、市場に投入した診断法が
現場で確実に機能することを目指す

 

 

FiNDの活動

顧客・患者様ニーズを最も重視
目標とする製品プロフィール策定の重要性:
検査技師、公衆衛生専門家、管理プログラム、患者団体とのコンセンサスを経て決定、
データまたはモデリングによる情報に裏打ちされ、WHOによる推奨を得られる製品プロフィール
・唯一の基本は正確性
・20カテゴリー以上で製品プロフィールを策定
・脆弱な医療保健システムでは使い易さ、堅牢性を改善
・初期段階より供給網、サービスやサポートの必要性についてを検討
・製品基盤に基づくソリューションの実現のために複数疾患に対応する製品プロフィールの策定
 
WHO推奨までの臨床行程を合理化
公共部門で採用されるためにはWHO推奨が鍵
・臨床試験前の製品検証の段階で参照試料を使用
・臨床試験の設計、立案、調整業務の最適化により、方針検討に有用な情報を収集
・十分な予防策による利害対立防止
 

FINDの成果

結核
6つの新技術を導入
・症例検出率40%向上、多剤耐性結核の治療決定までの期間が数カ月から数時間に短縮
・年間最大30万人を救命
国の政策変更により高度流行の25カ国で採用
・2012年のみで多剤耐性結核2万5000症例を検出:新たに80を超える検査施設で2000名以上のスタッフに教育訓練を実施

 

マラリア & 急性熱性症候群
FIND/WHOによる迅速診断検査の品質評価
・迅速診断検査の4倍増を実現:低品質品の割合は76% から17%に低下
・85%に上る誤診・誤った治療への対応、薬剤耐性症例の減少への取り組み
LAMP法:疾病排除のツールとなる可能性、現在最初の3カ国で集団スクリーニングに使用
ブラッド・トランスファー・デバイス:2012年には推定5000万個を販売

 

アフリカ・トリパノソーマ症 & 顧みられない疾病
アフリカ・トリパノソーマ症の確定診断のため、史上初の迅速診断検査、2つの新技術を導入
アフリカの流行国11ヵ国で支援プログラムが成功
国が主導するアフリカ・トリパノソーマ症排除キャンペーンでFINDの技術が採用される